【三具足とは】仏教に欠かせない供養の基本セット|意味・種類・使い方を解説
仏壇や枕飾りでよく見かける「香炉・燭台・花立て」——
これらをまとめて「三具足(みつぐそく・さんぐそく)」と呼びます。
この記事では、仏事や供養の場で用いられる三具足について、
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それぞれの意味と役割
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なぜ必要なのか
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どの宗派でも使えるのか
といった疑問にお答えしていきます。
三具足(みつぐそく)とは?|仏教供養の三種の道具
三具足とは、仏教で故人やご先祖様を供養する際に使用される3つの仏具の総称です。具体的には以下の3点セットを指します。
三具足の構成
種類 | 仏具名 | 役割 |
---|---|---|
① | 香炉(こうろ) | お香を焚き、心を清める |
② | 火立て(燭台) | 明かりを灯して仏の智慧を表す |
③ | 花立て(花瓶) | 仏前に花を供え、尊敬と感謝を示す |
この三具足は、故人の枕元に置く「枕飾り」から、仏壇や本位牌のある祭壇まで幅広く使われる、非常に重要な仏具セットです。
なぜ三具足が必要なのか?|宗派を超えた仏教の基本アイテム
仏教では、仏前に香・灯明・花を供えることを通して、
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自身の心身を清める
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仏や故人への感謝を表す
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精神的な安らぎを得る
という深い意味があります。
🔸 三具足の「具足」とは?
「具足(ぐそく)」という言葉には、
「必要なものがすべてそろっている」「欠けるものがない」
という意味があります。
つまり三具足とは、供養に必要不可欠な3つの要素をすべてそろえた状態を表しているのです。
宗派によって違いはある?|ほとんどの仏教で使われる共通の仏具
在来仏教(浄土宗・浄土真宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗など)のほとんどの宗派で、三具足は重要視されており、基本的にどの家庭用仏壇にも用いられます。
ただし、宗派によって以下の点に若干の違いが見られることがあります。
▸ 真宗系(浄土真宗)の場合
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一対の燭台を置く「五具足(ごぐそく)」が用いられることもある
-
線香の立て方や本数に宗派ごとの作法あり
詳細については、各宗派やお寺様の指導を確認するのがおすすめです。
三具足の使い方と配置バランス|仏壇・祭壇・枕飾りでも活用
三具足は、仏壇の中や祭壇に以下のような配置で置くのが基本です。
三具足はいつ使うの?|葬儀から日常の供養まで幅広く活用
三具足は以下のようなシーンで使用されます。
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枕飾り(ご逝去直後にご遺体を安置する際)
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葬儀・通夜の祭壇
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四十九日法要・一周忌などの法要
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仏壇での日常のお参り
故人様をお迎えする最初から、日々のご供養まで、三具足は「供養の基本」として常に寄り添う存在です。
【まとめ】三具足は仏教の心を形にする大切な道具
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三具足とは「香炉」「燭台」「花立て」の3点セット
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供養に必要不可欠な要素をすべて備えている
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在来仏教のほぼ全宗派で使用される
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仏壇・祭壇・枕飾りなど幅広い場面で使う
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仏への感謝と、心を整えるための道具
仏壇や供養の準備で三具足に迷われた際は、お気軽に専門スタッフへご相談ください。
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